どうも。アートの世界を探検しつつ、自分でも絵を描いてるSai(@saisei_to_hakai)です。
19世紀にイギリスで起こった【ラファエル前派】についてお伝えします。
アートの教科書、番外編!
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【アートの教科書】番外編.ラファエル前派とは?
ラファエル前派とは…
- 19世紀中頃のイギリスで活動した美術家・批評家グループ
- ラファエロ(英語でラファエル)ばかりに固執して、新しい表現を認めない美術学校に不満を抱く生徒がいた
- その反逆児がロセッティ、ハント、ミレー。この3人でラファエル前派を結成
彼らはラファエロより昔の中世イタリアや初期ルネサンス芸術をお手本にした。だから「ラファエル前派」。理由ありき反抗。
生意気なクソガキたちが始めた運動をとうぜん権威側は良しとしなかったわけだが、ジョン・ラスキンという有力な批評家が評価したことにより支持されるようになった。
それぞれ別の道を進むようになるので期間は短かったが、のちの象徴主義のさきがけとされる。
ラファエル前派の絵の特徴
絵の特徴としては、
- テーマが聖書や神話だったり、新しい文学の世界も扱った
- キリスト教テーマで描くにしても、伝統的な図案は使わない
- で、繊細で緻密な描写。色は明るく鮮やか
神話や物語をテーマにして人間の内面に焦点を当てる感じは後の象徴主義になっていき、細密な描写は写実主義に影響を与えた。
明治時代の日本の美術家や夏目漱石にも影響を与えている。
ラファエル前派 まとめ
「ラファエロと同じようにしかやるな!もう芸術が極まっちゃってるんだから!」ってなってたラファエロもすごいし、「完成されきっててつまんねー!古いのもDigって新しいことやっちゃお!」となる若者たちも面白いよね。
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