アートの価格はどう決まるのか

【アートの教科書】⑤アートの価格はどう決まるのか《批評家が決める》

アートの価格はどう決まるのか

どうも。アートの世界を探検しつつ、自分でも絵を描いてるSai(@saisei_to_hakai)です。

アートについて学び直したら「アートの価格の付け方」がわかったので、わかりやすくまとめていきます。

さい
これを読めばアート作品の値段の付け方がわかる!
前回の「アートの3つの観点」はコチラにまとめています↓

【アートの教科書】⑤アートの価格はどう決まるのか《批評家が決める》

【アートの教科書】⑤アートの価格はどう決まるのか《批評家が決める》

オークションなどで決まるイメージがありますが、元のアートの価格はズバリ、批評家が決めています。

アートのメディアやギャラリーやディーラーなど、アート界の人が「アーティスト」を推し出していくんですね。

アートコレクターに作品を紹介するのはディーラーです。ディーラーが作品を発掘してきて売ります。

「うげっ 汚い政治のニオイがする」と思うかもしれませんが、そういうもんになってまして…。

ただ、価格に納得できるよう、批評に説得力がないとダメ。他の批評家たちも「その通りだ!この作品はすごいアートだ!」と認めないと価値は認められません。

他のアーティストも批評するわけなので、やっぱりちゃんとした理由がないと値段はつかないわけです。

ローアートは個人間でも売買される

ローアートは個人間でも売買される

しかし、最近は個人間で作品を売買できるプラットフォームがいっぱいありますよね。ココナラとか。メルカリとか。Openseaとか。

アート界は関係なく、個人の好きかどうかで価格がつくわけです。(OpenseaなどのNFT売買はいろんな思惑もからんでくるのでちょっと別物だが)

個人間で取引されるのはほぼローアートです。良し悪しがわかりやすいから。

ハイアートは、見たところで「これ何っ!?」ってなるじゃないですか。そこにしっかりと価値が認められるような理由がないといけないので、基本的にアート界がみんなで生み出すものなんですね。

なのでアートはロジックの世界

なのでアートはロジックの世界

さて、アートは「現実から離れたもの」と、ローアート・ハイアートの話でした通りです。

しかし、現実から離れてるほど「意味わからん」となります。

なので、アートを見て「すごい!」とわかった人が「なぜすごいか、理由は◯◯が◯◯して◯◯したものだからだ!」と理屈を言い、その理屈が他の大勢に認められなきゃいけないのです。

なのでアートはめちゃめちゃロジックの世界なんですね。

「なんとなく感性で〜」とかそういうもんじゃないです。個人で楽しむぶんにはいいですが、価値を決めるとなると「客観的に見てもすごさがわかる」ようにしなきゃダメなので。理屈が絶対に必要。

批評にどれだけ響く言説があるか、説得力があるか、共感できるか。アート作品は、言語化されてはじめて価値がつけられる土台にのるわけですね。

となると、やはり「有名な批評家に気に入られて推される」みたいなケースも多いわけで。古い絵の再評価なども、いろんな思惑がからんでいたりして。

「やっぱり汚い政治の世界じゃねーか!」となるのもわかるんですが、人間の作るコミュニティなので。

アート界もご多分にもれず、清濁併せのんでます。

アートの観点を知ったうえで値段の付き方を知ろう

さて、アートのポイントがわかったところで、次は「アートの歴史」について知っていきましょう。

アートの価値観が時代と共にどう変化していったのかわかるので、めちゃくちゃ面白いです↓

他の【アート】についてのページはこちらにまとめています↓
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