アートの3つの観点

【アートの教科書】④アートの3つの観点《ローアートとハイアート》

アートの3つの観点

どうも。アートの世界を探検しつつ、自分でも絵を描いてるSai(@saisei_to_hakai)です。

アートについて学び直したら「アートには3つの観点がある」ということがわかったので、わかりやすくまとめていきます。

さい
これを読めばアートの大事な観点がわかる!
前回の「アートのメリットについて」はこちら↓

【アートの教科書】④アートの3つの観点《ローアートとハイアート》

【アートの教科書】④アートの3つの観点《ローアートとハイアート》

アートの世界は大きく分けて以下の3つの観点があります。

  • ローアートとハイアート
  • 視覚芸術と言語芸術と聴覚芸術
  • 純粋芸術と合成芸術

ここからさらに細かく分かれるわけですが、大きく分けると観点はこの3つ。

ひとつづつ見ていきましょー。

ローアートとハイアートは「娯楽作品か芸術作品か」

ローアートとハイアートは「娯楽作品か芸術作品か」

非現実的で、いまだかつてないものほど「ハイ」なアートとされます。

例えば、おはしを持ったらご飯を食べる。これは現実的ですよね。

おはしを持ったら気球に突き刺す。これは現実的じゃないので「よりアートだ」となります。

絵でも「普通の時計」を描くより、「トロトロに溶けた時計」を描いた方がアート。

現実から離れているほど「アートとしての価値が高い」とされてるワケです。

マンガや映画やお笑いなどは、誰もが同じく共有してる価値観の中で「全国制覇」や「正義のヒーロー」や「なんでやねん」と表現されます。こうした現実社会と地続きの感覚で作られていて、わかりやすいのが「ローアート」。

どっちが良い悪いって話じゃなく、いかに現実から離れている作品かで「ローアート〜ハイアート」と分類されるんですね。これを簡単にいうと「娯楽作品か芸術作品か」という違いになるわけです。

②視覚芸術と言語芸術と聴覚芸術は「美術・文学・音楽」のこと

②視覚芸術と言語芸術と聴覚芸術は「美術・文学・音楽」のこと

視覚と言語と聴覚からくる「美術・文学・音楽」が「3大アート」とされています。

ここからさらに分類されると、美術だったら「絵画・彫刻・工芸・書」などに枝分かれしていきます。さらに絵画から細かくジャンルが分かれてくのはみんな知ってのとおり。

ちなみに味覚芸術・嗅覚芸術・触覚芸術といったものはありません。なぜなら直接カラダに影響して、受けた感覚がすべてで、解釈の余地がないからです。

香水を作って「これは香りのアートや!」と言ったり、料理を作って「味覚の宝石箱や!」と言うのは自由ですが。

次は「純粋芸術と合成芸術」について。

③純粋芸術と合成芸術は「要素が足されたものかどうか」

純粋芸術と合成芸術は「要素が足されたものかどうか」

これはわかりやすく言うと「一枚絵orマンガやアニメ」とか「ピアノインストorバンドソング」の違いです。

マンガは絵にセリフの文字情報が入ったり、コマやフキダシがあったり、いろんな要素が合成されてできていますよね。なので何が起こってるのかわかりやすいわけですが、逆にいうと解釈の余地は少ない。

一枚絵で、しかも何を描いてるかわからないような抽象画だとどう感じるかは見る人による。

音楽でも「バンドが失恋ソング歌ってて自分の失恋思い出すなー」っていうのもあれば、ピアノのインスト曲を聴いて好きに解釈することもできる。

いろいろ足されてなくて解釈する余地の大きい方が「より純粋なアート」とされてるんですね。

孫悟空は純粋芸術。ゴジータは合成芸術。で説明しようとしたのですがムリだったのでやめます。

アートの観点を知ったうえで値段の付き方を知ろう

さて、アートの観点がわかったところで、次は「アートの値段はどう付くのか」について知っておきましょう。

謎だったアートの価格が「そうだったのか!」とわかります↓

他の【アート】についてのページはこちらにまとめています↓
Twitter(@saisei_to_hakai)では、気になるカルチャーについてつぶやいています。レアな情報を流したりするのでフォローしといてください。